スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

一号線を北上せよ ヴェトナム街道編/沢木耕太郎 



一号線を北上せよ,ヴェトナム、旅行,沢木耕太郎

一号線を北上せよ(ヴェトナム街道編)
講談社文庫
著者:沢木耕太郎
出版社:講談社
サイズ:文庫/281p
発行年月:2006年05月

旅好きならば、思わずタイトル買いしてしまいそうな1冊。私は、旅をするということに強い憧れをもっているのだ。沢木さんの旅は、いつもその場所その人達、そして自分が頼りなのだ。自分の失敗も、自分の行動も、自分でうけ入れる。変な気負いも感じられないし、線引きもしていない。自分で消化していく。日常の狭い世界の中で生きていれば、固定観念でまわりをがっちり固定され、年齢という呪縛に足を止められ、物質的欲望に精神を蝕まれ、電気製品の電磁波を浴び続け、食べることに何一つ困っていないのに、将来を悲観する。
奢り高ぶった自分、そんな自分の一方通行な考えの押し付け、押し売り、その一方で、ひとつの社会の中で落ちぶれているという悲観、あきらめ。そして、奢り高ぶった人達からの固定観念の押し付け。旅に出たいという欲望は、そんな自分を新しい価値観で刺激させたいからなのかな??こういう世界で、自分の気持ちに、心をうつような刺激、感動がもてないことに、問題があるのかもしれない。ただ、それについては、まだよくわからない。どうしたいのか?どうしてなのか??

なかなか経済的にも旅に出れない私は、沢木さんの旅を通して新しい価値観を少し感じることができるような気がするのだ。沢木さんが日本人観光客のツアーに遭遇するシーンがある。比較的、みんな高齢の方で、すごく楽しそうに観光していたそうだ。そこでの沢木さんの考えには私も同感だ。ちょっとばかり旅慣れした人達は、一人旅が絶対にいいとか、ツアーには入らないとか、それがなぜだかカッコいいみたいな?気持ちがあるようだか、まずそんなことにとらわれていることが、なんだか恥ずかしいと、私も思うようになりました。かえって、旅に対して気負いが感じられてきます。
旅は、その人にあってる状態で、その旅が楽しめればいいと思うのです。私は、事前下調べが不得意なので、前もって観光ガイドなど読まないでいってしまうこと多々あり、食事場所もここでいいやって適当に入っちゃったりするのですが、それはただ単に面倒くさいだけ。その店がまずくても、下調べしない自分が悪いわけですし、おいしい店じゃない?という動物的カンが、さえてないってひとことにつきます。それに、失敗は、後から考えるとすっごい思い出になってるんだよね~。自分なりの旅が楽しめるように、なりたいな。それに、もっともっと知らない世界に足を踏み出したい。新しい知らない世界をもっともっともっと~~たくさん見たいのだ。なんか、そんな気分になる1冊です。

一号線を北上するっていいなっと思いながら、日本の一号線はどうなっているのだろう?と思い、HPで調べてみた。
東京都中央区から、大阪府大阪市へ続いているとのこと。
スポンサーサイト

象が空をⅢ 勉強はそれからだ /沢木耕太郎 




勉強はそれからだ
象が空を3
文春文庫
著者:沢木耕太郎
出版社:文藝春秋
サイズ:文庫/278p
発行年月:2000年03月

好きな作家の一人。深夜特急は旅好きな私は、あこがれの1冊でもあった。初めて読んだ沢木さんの本だ。それから、沢木さんへの興味がわいて、あれやこれやと読むようになった。これは、象が空をシリーズの3冊目。ノンフィクションを書くということ、事実と取材対象者への配慮、最後まで隠す事実、嘘と本当。書くということについての沢木さんのとりくみ方、考え方が伺える1冊になっている。人の言ったことをそのまま鵜呑みにするのではなく、自分で考える、疑問をもつ、本当にそうなのだろうかと考える。そういった姿勢をもつことは書くということだけでなく、日常の生活の中でも必ず必要なことだと思う。私も人が言った事をそのまま信用できない性質だ。
ただの象は空を飛ばないが、四千二百五十七頭の像が空をとびかもしれないのだ・・ガルシア・マルケスのコメント。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。