スポンサーサイト 

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

そして殺人者は野に放たれる/日垣隆 





そして殺人者は野に放たれる
著者: 日垣隆
出版社: 新潮社
サイズ: 単行本
ページ数: 253p
発行年月: 2003年12月


テレビ、新聞等でむごい、無残な事件をたくさん見聞きする。
なんの罪もない関係のない人、平凡だけど一生懸命に毎日暮らしてきた人、目に入れても痛くないほど愛をこめて育ててきた子供、そんな人たちを突然襲う不条理な事件は後をたたない。殺人、交通事故、通り魔・・・。
でも、まだそれは世の中の人に知られているけれど、それ以外にも心身喪失状態であったという理由で、むごい殺人事件などが報道すらされずに、無罪でおわっているものもあるそうな。被害者の立場にたって考えてみようとすれば、死に損としかいいようがない。家族の、愛しい人の命を、突然不条理にも命を絶たれてしまうのだ。酒を飲んでいて心神喪失状態であった、覚せい剤で心神喪失状態であった、事件まえに不思議な行動をとっていたりして、精神病の疑いがあるなど、だから人を殺して無罪、減刑される。まず、人を殺すということ自体が、普通の精神状態ではないと思う。そうしたら、全ての殺人事件が無罪、減刑されてしまうではないかーー!計画的に殺人を計画していても、心神喪失で無罪。そんなことあっていいのか?!?!?!
刑法39条心神喪失者の行為は罰しない。心神耗弱者の行為はその刑を減軽する。
この刑法と、これまでの裁判、心神喪失で無罪となるための方法を熟知していれば、うっかり医者も裁判官をもだませるかもしれない。
犯罪者たちの裁判の様子、事件の中身などを読むと、本当に心底こんなんでいいのかー!と思ってしまう。被害者、被害者家族の憤りが、感じられる。自分の家族にそんなことがおきたら、絶対に許せない。
突然、人生を見ず知らずの他人に絶たれるのだ。そんな無念な被害者の気持ち、家族の気持ちをふみにじらないでほしいと思う。そして、この世の中には犯罪者がゴロゴロしているのだ。そこらへんに、一家5人を惨殺した人が普通に暮らしているかもしれない。通り魔に狙われたら、その犯人は、心身喪失で無罪になる、もしくは短期入院措置で世の中にすぐに復帰する可能性だってあるのだ。そんな恐ろしい世の中に、なんの防備もなく暮らしていくのだ。
この本を読んで、すごく考えさせられました。



スポンサーサイト

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://randokunote.blog44.fc2.com/tb.php/43-7832c719

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。